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【商工組合中央金庫】据置:AA /ネガティブ ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17d0973

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https://www.jcr.co.jp/

1 7 - D- 0 9 7 3

2 0 1 8年 2 月 9 日

株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社商工組合中央金庫

(証券コード:-)

【据置】

長期発行体格付 AA+ 格付の見通し ネガティブ

■格付事由

(1) 協同組織の特殊法人商工組合中央金庫(商工中金)が、08 年に株式会社に組織転換して発足した特殊会 社。政府は商工中金の発行済株式の 46%を保有する。格付には単体の評価に加え、特別法に基づき政府 の関与が一定期間続く機関として国のサポートを受ける可能性が高いとの JCR の見方を織り込んでいる。 しかし、危機対応業務を巡る不正問題を受けて設置された「商工中金の在り方検討会」がまとめた提言

(検討会提言)においては、完全民営化の方向でビジネスモデルの改革を進めることなどが示されている。

収益力も低下傾向にある。組織、収益、財務に関する先行きに不透明感が増していること、および日本国

の長期発行体格付の見通しが「ネガティブ」とされていることを踏まえ、格付の見通しを「ネガティブ」

とした。国との関係に変化が生じる可能性を無視できないため、今後は格付判断において、商工中金単独

の損益・財務についての評価の比重が高まる。

(2) JCR ではこれまで、危機対応業務が責務として法定されていることや業務の政策上の重要性を踏まえ、商 工中金のパブリックな性格の強さは相当期間保持されると考えてきた。しかし、検討会提言では、危機対

応業務については災害対応を除き全面撤退し今後は真の危機時における資金供給に限定したうえで、商工

中金に同業務の実施の責務を負わせる必要性につき検証するべきとされ、法令上の政府との結びつきや業

務の政策的な位置付けが後退する可能性が以前より高まっている。商工中金と政府の関係がこれまでの

JCRの想定よりも弱まる可能性が高まれば、格付を引き下げることになる。

(3) 利ざやの縮小が続いていることに加え、危機対応業務にかかる貸出残高が減少していることもあり、収益 は減少傾向にある。18/3 期上半期ではコア業務純益は前年同期比 3 割弱減少し、ROA も 0.3%台半ばま で低下した。検討会提言に示されたビジネスモデルの改革案では、中小企業の経営改善、事業再生や事業

承継などに軸足を置いた融資や非金利ビジネスの分野に全面注力し、それら以外の分野の融資残高は減少

させるべきとされている。提言された注力分野は難度の高いものであり、そこからの収益確保は容易では

ない。そうしたなかで既存の融資業務を縮小させれば、収益基盤が一層弱まる可能性がある。今後、検討

会提言に基づき政府と商工中金が策定するであろう具体的な改革策の内容と業績の推移を JCR ではフォ ローしていく。

(4) 連結普通株式等Tier1比率は17年9月末12%台と、現状の資本水準に問題はない。資本の一部を構成す

る 1,500億円の危機対応準備金については、危機対応融資残高の減少を踏まえ適正な水準を検討するべき

とされている。しかし、当該準備金を控除してみても資本はリスクに対して問題ない水準にあると JCR はみている。一方、中小企業の支援を行う公的機関という性格もあり要注意先債権の残高が大きく、与信

費用はかさみやすい。今後、事業再生などのリスクの高い融資が増えれば、リスクと資本とのバランスが

悪化することも考えられる。

(2)

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https://www.jcr.co.jp/ ■格付対象

発行体:株式会社商工組合中央金庫

【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA+ ネガティブ

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2018年2月8日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三

主任格付アナリスト:炭谷 健志

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「財投機関等の格付方法」(2014年3月13日)、「銀行等」

(2014年5月8日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 株式会社商工組合中央金庫

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・格付関係者が提供した監査済財務諸表

・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、 的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、 金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因 のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として 発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NRSRO 登録状況

JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

参照

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